台湾の大学教育事情(国立交通大学)

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台湾人の友人で台湾・国立交通大学の教授から現地の教育事情をヒアリングするチャンスがありました。以下内容をご紹介します。

交通大学は工学、応用化学、管理科学を中心に8学部、20学科、25の研究所を有しており多くのエンジニア、実業家、秀でた研究者を輩出しています。最近は国際発展及び国際競争力の強化に重点を置く傾向があり、世界80校との姉妹校提携をしているそうです。現在の学生総数15,000人中、800人が外国人留学生となっています。キャンパスは台湾のシリコンバレーと言われる新竹地区にあり多数のIT企業が隣接しており共同研究なども盛んにおこなわれています。台湾が世界第二位のシェアを誇る半導体メーカーもあり、友人に言わせると「日本の筑波のような街」との事でした。

友人はコンピュータサイエンスのネットワークの専門家なのですが、授業や指導は全て英語で行っているそうです。これは学校の方針によるもので6年前から始まっており教授陣にとっては大変な挑戦だったとの事です。訪問時はベトナムからの留学生と台湾の学生と話をさせて頂きましたが友人はどちらにも英語で話しかけており、学生の作成していた資料は全て英語でした。

とは言え英語で教える事が出来る人材は比較的多いとのことでその理由として約25年前に台湾にはアメリカへの留学ブームがあったそうです。IT系の大学生の65%がアメリカに留学したと言われアメリカを選んだ理由が当時台湾ではアメリカの教科書を使っていたので継続した教育が受けやすかったからとの事でした。その時代に留学した人々の三分の一は卒業後もアメリカに残り三分の二が帰国したそうです。その帰国組が今の教授陣だという訳です。ちなみに友人は国立台湾大学を卒業後UCLAで学んでいます。

現在台湾では海外へ留学する学生が減少しており学生の約10%とか。政府はビジネスの国際化が進む中で危機感を感じており英語での授業と留学生の受け入れを推進しているとの事でした。海外に行かないのであれば教育環境自体を国際化してしまうという考え方です。

かたや日本では大学のカリキュラムに海外大学への1年間の留学を組み込む学校が増えてきており、各国で教育の国際化が進んでいる事を強く感じました。

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