伝える力(波動と嘘)

世界ビト図鑑続編の取材でインドネシアでミュージシャン、アーティストとして活躍されている加藤ひろあきさんにお会いする機会を得ました。

加藤さんがなぜインドネシアでミュージシャンをされているかは世界ビト図鑑にて詳しくご紹介をさせて頂きますが、加藤さんにインタビューをさせて頂きとても心に響いた言葉がありました。

加藤さんは「歌を歌う事で僕は様々な思いを届けています。声を発するという事は波動を送るという事で、聴いている方はその波動を受けとりまた僕に波動を送り返してくれているのです。一方的な行為では無くて場が一体になる、共感するという事は正にそういう時なのだと実感しているのです。そして波動を送り合うという事は毎日の生活でも同じで、自分から出た波動と相手が共鳴する事を僕はとても大切にしています。だから絶対に「嘘」はつかない。嘘の波動を出すことはしたくないのです」とおっしゃっていました。

加藤さんのステージを拝見して、日本語とインドネシア語でインドネシア人の皆さんに歌いかける加藤さんにインドネシア人の方達が目に涙を浮かべながら聞き入っている様子に引き込まれました。そこには国境を越えた思いの共感がありました。

「世界ビト」とは国の違いを超えて世界規模で人と人が繋がっていく事をイメージして付けた名前です。加藤さんはまさに世界ビトです。

取材スタッフと一緒に写真を撮らせて頂きました(加藤さんは右から2人目)。

加藤さん本当にありがとうございました。

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ご報告(祝!世界ビト図鑑続編着手&ウェブ公開)

世界ビト動画まずはご報告です。「世界ビト図鑑」VOL1を発表してから早5年。続編製作の生みの苦しみを味わって(スポンサーがなかなか見つからず)いましたら、こんなに月日があっという間に経ってしまいました(涙)。様々なスポンサー候補の企業や個人の方とお会い頂きましたが、こちらの「世界ビト図鑑」に対する思いや伝えたい事と先方の利用されたい方法などが合致せず今に至っておりました。けれども2017年、とうとう続編製作に着手出来る事になりました。

結論から申し上げるとスポンサーはさておき「世界ビト図鑑」制作会社リエゾン・デートルの自己資金で作れる数だけ作って行こうという方針としました。10名の方に取材をしてDVDを作るとなると資金もかなり必要になりますが、まずは1名から取材をさせて頂き尺取り虫のように少しずつ撮りためて10名分が集まったらVOL2のDVDを制作します。

とは言え、せっかく取材をさせて頂いた方々の動画が見て頂けなくては本末転倒です。そこでVOL1の動画を含めてウェブにて順次公開をさせて頂く事に致しました。

今までDVDでしかご覧いただけなかった「世界ビト図鑑」を無料!でご覧頂けるようになります。是非、沢山の方に世界で活躍する日本人の方々のインタビュー動画を見て頂きたいと思います。まずは日本からも身近なアジア諸国の世界ビトをご紹介して参ります。

是非ご覧くださいませ!

※スポンサーは引き続き募集しております。世界で活躍する様々な日本人の取材にご協賛いただけます企業様、個人の方ご連絡をお待ちしております。

仕事の選択(挑戦は面白い!)

18447237_1343320345746982_1554611766370414490_n先日クライアント企業より今年で4回目の海外からの視察団の通訳対応のお仕事を受注させて頂きました。このお仕事は約5日間の間、終日で50名ほどの参加者に向けて通訳をするという内容で、会議時のプレゼン、質疑応答、視察先での現場説明、移動時のバスの中でのガイドさんの説明、食事時の説明など「通訳」と一言で言ってもその内容は様々です。資料が完全にそろうのは直前であったり、その場のアドリブ対応があったりとかなりチャレンジングです。とは言えこのお仕事を私はいつも二つ返事でお受けしています。

その理由は肉体的にも精神的にも大変なお仕事ではあるのですが、とにかく自分が成長できる内容だからです。準備段階と現地で常に新しい技術や情報を学べる事、自分の体調や精神状態の管理をきちんとしなくては務まらない事、前回の反省点をしっかりと活かして毎回よりも良い結果を導き出すことが出来る事など、最終日には本当にくたくたになってしまうのですがとても大きな充実感が得られます。

私はたとえチャレンジングであっても直感的に「やりたい!」と思った仕事は積極的に受けさせていただきます。少し背伸びをするぐらいの仕事の方がやりがいを感じるのです。チャレンジをする時には失敗をする可能性も高くなります。勿論失敗をしてしまってはクライアントにご迷惑をお掛けしてしまいますから、失敗しないように出来る限りの手を尽くす事になります。そんな風に自分を追い込むことも自分だけではなかなか出来ないので良い機会ととらえています。

今回は更にこの通訳業務をある方にご協力頂き二人体制で対応をさせて頂きました。その点も大変チャレンジングでした。実はこのような臨機応変に柔軟な対応を必要とされる通訳対応は普通のビジネス通訳の方には好まれないことが多く引き受けて下さる方がとても少ないのです。範囲を決めて「ここからここまでしか対応しません」など線引きを明確にされます。もちろん業務範囲を明確にしないと何から何までやらなくてはいけなくなってしまうので相手の方の気持ちも良く分かりますが、今回のお仕事ではある程度柔軟に様々な要望に対応することが望まれておりその内容を理解した上で対応を頂ける方を探すのは大変でした。そんな中「挑戦してみます」と勇気を出して通訳パートナーとして参加頂いた方に大変助けて頂けました。英検1級、様々な資格を保持していらっしゃるのに毎朝どんなに集合時間が早くてもインターネット英会話で不安な言い回しなどを先生に確認され、一日の仕事が終わる度に反省点をきちんと明確にされて素晴らしいお仕事ぶりでした。

1人で抱えずに2人で対応するというチャレンジをしてみて大正解でした。

どんな事も初めては不安ですが、乗り越えてみると大きな達成感が待っているのだと実感しました。いくつになっても挑戦はし続けたいと思います。

海外出張時のセキュリティ

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先日海外出張時に成田空港で通常使用しているWIFIルータを使って仕事をしていたら、接続機種数が私が接続している機種数より増えていて誰かが勝手に繋いでいる事が分かりました。SSIDを使っているのですが、気持ちが悪いのですぐに切断をしました。

また出張中は不思議と日本からの営業電話や、なりすましのSMS(振り込め詐欺的な)が頻繁に届きます。

海外で現地のネットワークに接続をする時にそのネットワークのセキュリティが緩いと色々と情報が漏れているのかもしれないと思うようになりました。ですので、海外からネットで買い物をしたりクレジットカードの情報を入力したりはしないようにしています。

海外に多く出られる皆さんも日本とはセキュリティのレベルが異なると思われた方が良いと思います。くれぐれも大事な情報がとられないようにお気をつけてお過ごしください。

インドネシアの英語教育

先日インドネシアからの来訪者とお話をする機会がありました。お一人はオーストラリアへの留学エージェントをされている方で教育環境に詳しい方でした。

インドネシアでも英語教育は熱心に行われており子供を留学させたいと思う保護者がとても多いそうです。最近では語学の習得は早くから始めた方が良いとの考えから小学校低学年で海外留学をする子供達も多くなってきているのですが帰国後やや問題が生じ始めているそうです。

それは、子供達が柔軟に環境に適応する年頃である事から留学先の国の文化に影響をされ過ぎてしまい自国の文化や教養を否定するような子供たちが増えてしまっているという事でした。アメリカに留学すれば「アメリカは素晴らしい。インドネシアは遅れている」という考えです。

お会いしたお二人はインドネシアの文化や歴史に誇りを持っており、海外の文化に染まってしまう子供達の様子に自国を大切に思いつつ、ツールとしての英語を身に着ける為にはどうしたら良いかを考えているとの事でした。

私自身も子供に英語を教える時期については慎重に考えました。日本語を正しく使い、日本についての理解を深められるようになってからが良いのではないかと考え子供が大人が読む小説を読み始めた小学校4年生から英会話を教え始めました。そして海外の文化を学ぶことは大切であるし日本との文化の違いを実感する事も大切ではあるが、どちらかが良いという事ではないと伝え続けました。

外国語はあくまでもツールです。子供達が学ぶのに最適なタイミングと共にその言葉を使って自分や自分の国を伝えられるようになることを周囲も心がける必要があると考えます。MONAS

感想文を頂くという事

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先日「世界ビトになろう!」出前授業を提供させて頂いた葛飾区立末広小学校の生徒の皆様が書いて下さった感想文をお送り頂きました。担任の先生からは丁寧なお手紙も添えられており生徒の皆さんの感想文は用紙にぎっしりと感じたことを書いて下さっていて大変嬉しく感激を致しました。

授業の感想を読ませて頂く事を私はご提供した授業の締めくくりとして捉えておりとても大切にしています。どの部分が特に響いていたか、分かりにくかった部分は無かったか、誤解はされていないか(意図が想定通りに伝わっているか)、極端な方向にミスリードしていないかなどを気にしながら読ませて頂きます。

今回頂いた感想文では、生徒の皆さんの感じた部分がそれぞれ異なったポイントであった事が印象的でした。日本人の働く環境が変化しているという事例について、海外と日本の生活習慣の違い、「世界ビト図鑑」の出演者の生き方、世界ビトになるために身に着けておきたい力等々。各人が自分なりに感じたこと、その事からこれから何をしようと思っているかなど具体的な考えも記載されていました。少しでもお話したことが生徒の皆さんのお役に立てていればといつも願っています。

頂いた感想文の内容は次に行う授業へ反映をさせていただいています。社会の状況は常に変化しています。そして子供たちの関心や考え方も変化していると思います。世界と繋がって生きていくために必要な力とはなどお伝えしたい骨子は変わりませんが、表現方法を変えたり新しい事例を入れたりと少しずつ内容を刷新していく事が重要だと思っています。私自身も常に新しい内容を発信しようとすることでどのように伝えれば良いかなど工夫を凝らすことが出来ます。感想を頂く事により表現の幅を広げることができていると感じる今日この頃です。いつも感謝の気持ちで読ませて頂いております。

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大人の視点と子供の現実

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先日姪と話していたら「就職がなかなか決まらないので親戚から看護師の資格を取れなど自分の専攻や興味とは全くかけ離れた具体的な職業を勧められ閉口している」と聞きました。また別の日には息子の同級生のお母さんから「そろそろ娘が大学進学のために理系・文系を選ばなくてはいけないことから2人で将来の仕事の話などを始めた」と話をお聞きしました。そのお母さんは結婚前は事務職をされていて、出産を期に専業主婦になり子供の手が離れた際に「手に職」がないことで再就職先を見つける事がとても大変だったそうです。そのためお嬢さんにはとにかく手に職を付けてほしいと願っており理系に進みたいと話されているお嬢さんにそれならば薬学を専攻し「薬剤師」の資格を取ったらと勧めたら「それはやりたいことと違う」と言われてがっかりしているとの事でした。

二つの話に共通している事は子供達の周囲の人たちは「自分の経験や知識から子供にとってベストと思われる提案をしているという事」「突き詰めると生きていく為には働く事が大切であるという事」を伝えようとしているということでした。どちらも子供の事を大切に思うからこそ「自分なりに考え付く事を一生懸命考えて提案してくれている」という愛情に基づいた対応でその点はとても心温まるお話です。自分の希望と異なる考えを押し付けられている=不快と子供が単純に反応しないでほしいなと思いました。

ただし、具体的な職業を提案することは今の世の中ではあまりしない方が良いのではないかと私自身は思います。世の中の環境変化はとても早く、そして社会は変わりゆくものです。親世代が確実に安定を約束すると思っている職業は近い将来淘汰されてしまう可能性もあります。子供世代の職業を親世代と同じ感覚でとらえるのは危険です。時代に合った職業を選択していく事がいつの世の中も求められているのだと思います。

私の母から聞いた話ですが、昭和20年以降戦争が終わり生活がやや豊かになりつつある時期に洋裁をする女性が沢山おり自宅で家族の洋服を作ることがトレンドだったそうです。洋裁の先生という職業もとても人気でした。それがしばらくすると既製品の洋服が一気に増え自分で服を作る人が激減したそうです。洋裁のお教室はあっという間に無くなってしまいました。職業は常に変わっていくものなのです。

そんな社会で生きていく為に必要なのは「変化に柔軟に対応出来る力」「環境変化に合わせて発揮できる強み(技術ではなく性質)」の自覚ではないかと思います。「対人関係力が強い」「コツコツと何かを積み上げるのが得意」「新しいことを発想するのが好き」などなど、具体的な職業ではなく自らの能力を自覚してその力を強化する。そうするとどんな変化が起きても「では新しい環境で自分の力を活かすのはどうしたら良いか」と柔軟に対応できるのではないでしょうか。

つい自分と同じ轍は踏ませたくないと子供の事を思う心は愛情深い心だと思います。子供に伝えるべきことは「具体的な職業の提示」ではなく「生きていく為に必要な力」であり、子供たちに本意が伝わるような表現をするように心がけていこうと考えています。

今年で5年目を迎えました。(その2)

2017年3月2日に中野区立江原小学校にて「世界ビトになろう!」出前授業今年第2回目をご提供しました。

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2回目の授業では「世界ビトに出会おう!」をテーマに江原小学校卒業生で海外と関わる仕事をしているゲストをお迎えしてお話をお聞きしました。今回のゲストは株式会社キュレイターズの水野昌美社長です。株式会社キュレイターズは美術展の企画、運営を行う会社でテーマ毎に世界各国の美術館から作品をお借りして日本で展覧会を開催するという仕事をされています。過去に200回位展覧会を企画運営していらっしゃるそうです。

美術展に行ったことはあっても、その裏でどのような人がどのように関わっているかはなかなか知ることが出来ません。その背景を水野さんは沢山のお写真を使って丁寧に説明をしてくださいました。今回はフランスの美術館から作品をお借りして専門の方々が梱包し、空輸して日本に届き日本の美術館で展示されるまでの詳しい様子を知る事が出来ました。

質疑応答では「輸送中に破損したりしないのですか?」「仕事に満足していますか?」など質問が沢山出ました。初めて知るお仕事に対して好奇心を持ってもらえて本当に良かったと思いました。

水野さんご協力ありがとうございました!

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今年で5年目を迎えました。(その1)

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地元中野区立江原小学校での「世界ビトになろう!」出前授業、今年で5年目となりました。今年も2週に渡り90分授業を2回ご提供しました。実は標準的な「世界ビトになろう!」授業は90分授業1回ですが、江原小学校は1回目の授業を行った当時の担任の先生から「90分1回では足りません」とリクエストを頂き、2回シリーズにしてワークを沢山取り入れています。「世界についての印象」「世界ビトになるために必要な力」などをチームで話し合って発表をしてもらったり、今年は新たに「英語を学ぶ理由を実感するジェスチャーワーク」も行ってみました。

1回目の授業ではクイズをしながら働く環境変化について理解を深め、「世界ビト図鑑」を視聴して実際に海外で働く事を理解。最後に自分が今ワクワクする事と将来やってみたい職業を「ワクワクの木」に書きました。

今年は例年より6年生は人数が少ないとの事で2クラス併せて51名の生徒の皆さんが活発に意見を述べて下さりとても楽しく和気藹々と授業を行う事が出来ました。

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